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シリーズ第1巻冒頭の試し読みレビュー
教育担当の先輩と、仕事のできる後輩。その気安い関係が、思いがけず個人的な相談へ変わっていく。会社員の朝日澪は、真面目で優秀な御影奏汰に恋愛の悩みを知られてしまう。『後輩くんとナイショの溺愛甘とろレッスン R18版』の入口には、よく知っているつもりの相手が違って見える面白さがある。
戸惑う顔から始まるから、普段の二人が気になる
冒頭はホテルの一室で、頬を赤くした澪の顔を大きく見せる。彼女の戸惑いをピンク色の独白が囲む一方、スーツ姿の御影は笑みを浮かべている。同じ場面にいる二人の落ち着き方が違い、説明より先に「どうしてこの状況になったのか」という関心が生まれる。
そこから「数時間前」の職場へ戻る。暖かい色の室内に続いて、青空とビルが見える明るいオフィスが広がるので、場面が日常へ切り替わったことを視覚でもつかめる。私は、二人の関係を初めから順番に説明するより、この先にある戸惑いを先に見せる構成に引かれた。何気ない仕事中のやり取りにも、冒頭へつながる手がかりを探したくなる。
「先輩のおかげです」の笑顔に、仕事仲間の親しさが出る
職場の御影は、パソコンに向かう真剣な横顔と、キーボードを打つ手元で紹介される。澪が彼の仕事を褒めると、画面は顔を上げた笑顔へ移る。先に働く姿を見せているため、優秀な後輩という説明が、澪の持ち上げすぎには感じられない。
御影が成果を澪の指導のおかげだと返し、澪は手を合わせてプロジェクト成功のお祝いに誘う。彼女の言葉はピンク、彼の返事は青で、会話と表情を一緒に追いやすい。御影の礼儀正しさと、遠慮なく声をかけられる澪の親しさが同時に伝わる場面だ。大きな告白よりも、仕事への信頼や褒められたときの笑顔から関係が近づく話が好きなら、この導入の会話に楽しさが詰まっている。
購入予算の考え方
続けて読みたい作品も含めて、使う金額を先に決めておくと選びやすい。予算を整理する手順は、購入予算の考え方で紹介している。
